2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧
今日は、電車の中で田中小実昌の『ポロポロ』を途中まで読みました。 読み返すのは十数年ぶりで、そのときは表題作の『ポロポロ』と二つ目の『北川はぼくに』しかちゃんと読んでいなかったのかも知れません。確か、保坂和志がエッセイの中でこの作品を取り上…
『日本の同時代小説』斎藤美奈子 を読みました。 まあ、まず単純に、この30年近く自分がウロチョロしてきたなじみ深い小説のタイトルを辿るだけでも、何となく甘美なものがあります。名のある賞を受けたり、一世を風靡したりして、そしてまた文学史的に重要…
エドワード・ホッパーの画集が届きました。 これから、朝出かける前にゆっくり眺めようと思います。 ホッパーの絵は、実物を見たことが一度もありません。展覧会、なかなかやらないですよね。何故なんでしょうか? フランシス・ベーコンに次いで、デヴィッド…
本屋の棚の前で、ふっと引き込まれた絵がありました。 この絵です。『アメリカンゴシック』という題名で、グラント・ウッドという画家が1930年に描いたものだそうです。有名な絵なんですね。 どこか狂気というか、歪に張りつめたものを感じますよね。 見るも…
13年前、初めてこの映画を見たとき、こんなことを書いていました。 息子:「彼女とはうまくいっている」 父親:「そのことは信じよう。しかしいまは生活の負担も先の計画もない。うまくいくはずだ。だがグロリアかグラツィアか、他の男とミラノへ行った女だ…
なんだか忙しいだけの一日でした。 堀田善衛の『時間』をやっと読み終えました。といっても、なかなか一行一行精読することができず、斜め読み、拾い読み、という有様だったのですが。 それだけ硬質な文体で書かれていて、容易に入り込んでいけない、「壁」…
祝日だから、電車の座席も人影はまばら。 江戸川を渡っていると、すっきり晴れた青空とスカイツリーをバックに、ぼんやりした顔の少年が遠くを見つめながら、鼻くそをほじっていました。 完璧な真昼の光景です。 昨日入手した、ムーンライダーズを聞いていま…
今日一日、心の中を占めていた思いは、こういうことでした。 『人からよく思われたい』 何だか分かりませんが、そればっかり考えていることに気が付きました。 でもまあ、結局のところ、目の前にいる相手が自分のことをどう思っているかなんて、正確には分か…
「同窓会の恐怖」というものがあります。 2日前、大学のサークル仲間の同級生から、久しぶりにメールが来ました。 同じサークルのメンバーが今度帰国するから、年末にちょっと会おうじゃないか、という誘いです。わたしは友達が少なく、そういった誘いのメー…
一日の、そのときに本当だと思えたことを、日記に書くというのが、日記の効用だと思います。 何のためにブログを更新しているのか? というと、そんなことを改めて考え出すのも「頭でっかち」な感じがしますが、一日一日が瞬く間に過ぎてしまい、過ぎた後に…
今日は、朝早く起きてのんびりしているうちに、昼近くになってしまいました。 『ヨブ記』を読んでみました。 家にある旧約聖書は文語体のものだけなので、正直読むのがしんどいです。以前スマホに100円ぐらいでダウンロードしていましたので、それで読んでみ…
今日は、昨日の疲れを引きずらず、短い時間でしたが、よく寝ました。 少しのんびりしてから、近くの公園の中にある図書館に出かけました。 『生きる』末井昭 『末井昭のダイナマイト人生相談』 『天才と死』荒木経惟 『聖書の名言100』綾瀬凛太郎 を借りてき…
今日は長い一日でした。 ぶっ続けの目まぐるしい仕事に、脱力気味です。 行きと帰りの電車の中で、ずっと大貫妙子さんの「春の手紙」をリピートしながら聞いていました。 最近知った曲です。とてもいい歌ですね。調べてみると「家裁の人」というドラマの主題…
最近、ずっと末井昭さんの本を読んでいます。 いつのことか忘れましたが、最初に『素敵なダイナマイトスキャンダル』を読んだときは、あまり心に入ってきませんでした。いつのまにか本も手放してしまっていました。 でも、『自殺』が出た頃に図書館で借りて…
朝起きて、朝食を取ってから、仕事へ出かけるまでの間に、けっこうゴロゴロ過ごしています。そこで15分くらい、瞑想をします。 寝室のベッドの上に枕を重ねて座って、まあ、目を瞑って瞑想するわけです。 終わった後は、わりと頭がシンと静かになっています…
今日は、会社に休みをもらって、のんびり映画でも見ることにしました。 まず始めに『グリーン・ゾーン』。 最近の映画ですが(と思っていましたが、8年も前の映画でした)、父親に勧められるまでは、題名すら認識していませんでしたし、知っていたとしてもマ…