ram’s blog

本と映画と絵画をこよなく愛する日々の記録

開高健 その人と文学 / 大江健三郎 / カント 

開高健―その人と文学

一年に数回、何かのきっかけで開高健についての本に手を伸ばします。今回は確か、何かのタイミングで「増田みず子」という名前を見かけて、その人の本は読んだことないんですが、そういや開高健のあの本で喋っていたな、というんで、久しぶりに本棚から取り出しました。


加賀乙彦の話と川村湊が話しているところを読み返し、ふむふむ、面白いな、と思いました。


1960年代に開高や大江が中国を訪問した時に、2人が見て心に留めた物事の違い、その指摘が面白かったです。開高は纏足の老婆に、纏足にしたことをどう思うか? と聞き、万里の長城の壁の落書きや、トランプに興じる退廃的な若者を写真に撮りました。一方、大江は若い女性や、子供たちにカメラを向けます。希望に満ちた未来を感じ、帰国後空港で、僕たちも子どもを作ろう、と奥さんに宣言をします。これは、有名な話なんだとか。


今度は、その中国訪問について書いたのを、読んでみようと思います。


さて、カントの「道徳形而上学論」

というのを読み始めました。これなら、読んでも分かるかな? と思ったので。

ま、もう少し読み進めて、何か分かったら、何か書こうと思います。


道徳形而上学原論 (岩波文庫)

しかし、仕事の数値目標に、やる気が起きません。

やれやれ。