ram’s blog

本と映画と絵画をこよなく愛する日々の記録

2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

映画『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』

あらすじ テキサスとメキシコの国境地帯で、遺棄された不法入国者メルキアデス・エストラーダの銃殺体が発見される。これが1度目の埋葬。殺害に関与したのは国境警備隊員のマイクだったが、彼は荒野の真ん中に響いた突然の銃声に怯え、無闇矢鱈にライフルを…

読書「漱石」母に愛されなかった子

語り口に、一気に引き込まれてしまった。 母が病気で死ぬ二三日前台所で宙返りをしてへっついの角で肋骨を撲って大に痛かった。母が大層怒って、御前の様なものの顔は見たくないと云うから、親類へ泊りに行っていた。するととうとう死んだと云う報知が来た。…

読書「漱石のこころ」

先日、早稲田にある漱石山房記念館に行ってきた。 昔から、漱石が好きだったけれど、さらに親しみを感じた。 それで手に取った「漱石のこころ」という岩波新書。 「坊っちゃん」の諷刺の矛先が、山縣有朋、伊藤博文、桂太郎に向けられているというのは知らな…