アメリカンゴシック/横尾忠則
本屋の棚の前で、ふっと引き込まれた絵がありました。
この絵です。『アメリカンゴシック』という題名で、グラント・ウッドという画家が1930年に描いたものだそうです。有名な絵なんですね。
どこか狂気というか、歪に張りつめたものを感じますよね。
見るものをなぜか、少し不安にさせます。
不安を感じるような絵が好きなわけではないですが、得体の知れない「閉じた」感じに少しだけ、心がふっと軽くなる気もします。
今日読んでいた横尾忠則さんの本の中に、こういう一節がありました。
一日の大半は寝ていて、
何かの役に立とうともしない。
お金儲けのことばかりに頭を使うなら、
猫のように寝てた方がいい。
『死なないつもり』ポプラ新書 横尾忠則
その他にも、
一日のうちで何もしない無為な時間を
どれだけ持てるか。
ムダを悪徳と思うような現代において、
これは大変に贅沢な過ごし方だと思います。
という言葉も見つけました。
仕事に負けないようにしたいと思います。