ram’s blog

本と映画と絵画をこよなく愛する日々の記録

最初の記事

 普段、通勤電車の中で、よくテーラワーダ仏教スマナサーラ長老の説法を読んで自分を励ましている。kindleunlimitedというサービスで無料体験できるうちに夥しい数をダウンロードして、浴びるように読んだ。それでも塩水を飲んでいるみたいに、不安や恐怖心で心が縮こまる思いがする。

 

「いったい何がそんなに怖いのか?」と自分に問いかけて、その日自分を待ち構えている仕事の一つ一つや、出会う顔ぶれを思い出して、「生きとし生けるものが幸せでありますように」と唱える。それで、やり過ごせるときもある。また、そうでないときもある。日々、その繰り返し。

 

 はじめてサンガ新書の「怒らないこと」を買って読んだのが2006年かそのあたりで、それから以後、スマナサーラさんの本は概ね買って読んでいる。仏教というと、いつも堅苦しく感じるが、初めて真剣に「ブッダのことば」を読んだのは19歳のときで、それからもう20年近く経過した。そのときと比べると、理解の仕方は全く違っている。当時はいろいろな事情や全くの世間知らずのせいで、読む言葉、読む言葉に、ことごとく腹が立って仕方がなかった。今考えると、ちょっとした驚きである。

 何か、解消できない満たされなさがあるからか、きっと3日も続くまい、と思いながら、恥ずかしいブログをはじめてみようと思った。

 

 こんな足取りで始めてみて、振り返ったら何か形が残っているといいと思ったのです。